2018.12.31 07:35歴史の一片に出遭った2018年今年の特別賞を京都の日本酒BARよらむに贈りたい。常きげん山廃純米無濾過生原酒2011年に上槽。農口尚彦杜氏の常きげん蔵でのファイナル(だと思う)を丁寧に寝かせて置いておいてくれた。素晴らしい出遭いだったということで捧ぐ。農口となったいま、その味わいは既に過去のものとなっているか...
2018.12.02 04:15百年企業を目指す、京都 天ぷら 圓堂10年ぶりに訪れた「天ぷら 八坂圓堂」は相変わらずの見事な技と味を楽しませてくれた。 天ぷらとは蒸し料理である。衣に包まれて蒸されてこその味わい深さが出てくるものだ。それに合わせる酒はウォッシュ効果を期待できるものが一般的だが、米の旨味を持った、舌の上でその滑らかさを感...
2018.10.28 07:29好きな酒がやってきた好きな酒はあれこれある。好きな酒と旨い酒は違う。何が好きなのかをあれこれと考えていた。足し算ができる酒。それが私が好きだという酒なのかもしれない。この二本、酒販店限定酒であるため、残念ながら簡単には手に入らない。が、見掛けたら飲んでみるべき一本として挙げておきたい。
2018.08.13 08:34ちびっ子ギャング・シェラネバダIPAビール個性派揃いのIPA。悪くはないが、当たり外れが大きいのもひとつの特徴かもしれない。外れたとしても、なるほどね、こういう味なんだと許せる大人であり得たい。が、どうしても味を評価してしまう。好き嫌いに追い付いてしまうのである。
2018.08.13 02:14心意気・獺祭 島耕作このところ不運続きとしか言い様がない旭酒造・獺祭蔵が特別酒を出した。平成30年7月豪雨の影響を受けたこの蔵が、タンクに入っていた販売できる酒を、中味を選ぶことなくこのラベルで出してくれた。
2018.07.22 03:09またね!英明と会ったのは三年、いや、もっと前だったか。久しぶりに会えば、見る影もないほどにすっかりやせ衰えてしまい、既に死期を迎えていることが伝わってくるほどに変わっていた。「お前に(墓守を)頼んだ墓に俺も入って良いか?」
2018.06.04 09:56匿名商品・不味いには理由がある日本酒でもそうだが、私は不味いという評価はしない。私に合わないという言い方をするようにしている。時にあまりにも大きな衝撃を受けたら不味いと言ってしまうかもしれないが、まだ大丈夫。そのような日本酒に出遭ったことがない。
2018.05.31 09:51日置桜二酒・芯の味わいを楽しむ鳥取県の日置桜。以前、紹介させていただいた千代むすび蔵同様、強力米を醸してくれる酒蔵として名を馳せている蔵のひとつ。それがこの二酒を醸してくれていた。まさに、出遭いものとして楽しませてくれた。
2018.05.17 11:57鉾杉改・日本の夜明け、その傍らおいしい酒が増えてきた。ジョエル・ロブションが獺祭とタッグを組んで、日本酒、に合う料理を出す店をパリ8区に開店し、世界に日本酒の名を轟かせ、日仏風料理なるものを届けると言い、日本酒業界にも新たな幕開けとなった。