グランマイルド・ビールの泡のような話

2018年4月1日に、麦芽比率の下限変更として67%以上から50%以上に変更になった。同時に副原料の品目が拡大して、果実や一定の香味料など、使用する麦芽重量の5%範囲内に限る%以上へと変更(以上、アサヒグランマイルド開発の背景より抜粋)
このことによって、大手も地ビールメーカーも独自の技術やブレンド技術を生かして、おいしいと言われるビールを造ることになった。ビールのおいしいに定義はない。個々が決めれば良いことで、私の場合はヱビスビールがおいしいの定義。

同時に、350mlあたりで、ビール:77円、発泡酒:47円、第三のビール:28円という酒税が掛かっているいま。これを2026年10月には55円で統一しようという謀略がある。消費税8%から10%になるかもしれないが、それを取られた上に55円ずつ納税しなさいというもの。

先祖代々、蔵元をやっていて、数代、遡って言わせれば、日清・日露の戦費は蔵元が賄ったというほど、酒には税金が掛かっていた。「税金は取りやすいところから取る」の語源がここにあるのかもしれない。

努力をして、おいしいビールをもっと飲んでもらいたいと思っても、税金の問題があるために価格が下がらない。となれば、値頃感抜群のおいしいビールを造り、飲みたいと思わせなければなければならない。

もうひとつはアルコール度数を上げて、ビールだけで終わりにしてもらおうという考え方。血液中の残留アルコール度数で満足してもらい、風呂に入って、寝てもらおうという魂胆だ。私にはできない芸当だが、家飲みをする吾人にはそれで満足してもらうという考え方もあるかもしれない。

確かにアルコール度数が高いビール特有の気になる臭さがない。さすが、大手の技術だなと思わせるまろやかさがある。が、好き嫌いの世界であるから、私には合わない。好きではないが、悪くはないという評価。

その一方、地ビールメーカーとして頑張っている銀河高原ビールの「ユキノチカラ白ビール」。無濾過のビール。興味深さから買い求めたが、濾過した方が良いのではないかという味わい。これもまた好き嫌いの話だが、あれこれ試してみるビールのひとつとして並んでいれば良いのだろうと思うレベル。

応援したいと思う気持ち。これは気持ちの投資。現物を買えばお金の投資。ブログに書けば拡散への投資。そうやって広がっていくものもあれば、広がらないものもある。こればかりは仕方ないこと。

美学が共有できること。これが仲間の根底だろう。共有できない関係は「エリンギ大王」だったり、敵だったりするのかもしれない。
取り敢えず、試飲してみる。毒にも触れておかないと妙薬が分からなくなるのと一緒。好きだという人には妙薬、好きではないという人には毒、かもしれない。

夢も現も徒然に

日本酒、ゴルフ、競馬を中心的な話題に あれこれ話を書いていこうと考えており 時には雲のはなしだったり、ニャンズの 話だったりしてもいいじゃないか。形が あるようでないような、まさに雲を掴む というような話ができればと思います。 そう、人生は夢現(ゆめうつつ)。 束の間の人生なのだからいいじゃない?。

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