憂鬱の種・雪の所為だけじゃない

話の発端はきのうのこと。
いきなり話は飛ぶ。
保育園の待機児童数は、26,081人で前年比較で2,528人増。全国で274万人の受入体勢があるというが、それでも足りないという現実。加えて増やすと言っていたではないかという現実。
▼参照サイト
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000176137.html

その一方、特養老人施設への待機老人数366,000人で、待機人数の比較で考えると14倍もいる。しかし、この数字は前年度523,584人だった。この数が減った理由は国のマジックで、要介護度1または2の人たちは、特別な事情がない限り入れないことになった。母数を減らしただけのことで実情とは懸け離れているということ。
▼参照サイト
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000041418.html
https://mainichi.jp/articles/20170328/k00/00m/040/100000c

数字に驚いてはいけない。対象年齢層が違うから、当然、このような数字の違いになる。
26,081÷6(未就学年齢)×20年=86,936.6人
それでも待機高齢者は青空天井だからなあ。

確かに子供は国の宝だ。そう考えるのであれば、なぜ、これから子供を作ろうとする若い夫婦を支援しないのか。子供を産んで、育てようとする意思を萎えさせるようなことばかりするのか。だから、付き合いが悪くなり、酒も飲まなくなった。タバコも吸わない。車の免許も取らない若者たちが増えている。だって、必要ないし、と言う。

いま、一人っ子政策を執った中国の苦闘を知らないでは済まない。この先、25年後の日本。同じようなことが訪れる計算になる。人口は1億を切り、9,000万人台になり、それまでの日常が回らなくなる。だから、誰もがキツい仕事をしなくなり、キツい仕事は誰かに任せるようにしたい。誰かって、誰だ?

そうか、所定の場所にゴミを出しておけば、自動運転のゴミ収集車が持って行ってくれるんだ! ホントか? 繊細な仕事である苺を摘む仕事。それをロボットが大きなビニールハウスで丁寧に仕事をしてくれるんだ! 嘘だろ? お米農家も多くが企業体になり、企業責任でおいしいお米を作ってくれる! そんなに簡単には行かないだろ?

普通に結婚して、子供が一人。そのような家庭が多い昨今、有料老人ホームに入れる年金があれば良いが、特養に入ろうとしたら待機させられる。循環看護で自宅待機! 仕事もテレワークで自宅が職場。だから、介護だって大丈夫。でもね、一人が両親二人を介護するなんてとてもできないよ。介護料を払うためにいまから蓄財しておかないと大変なことになる!

それを知ってかしらないが、デフレ世代は爪に火を灯して、派手な生活をせず、地味に暮らしている。一度きりしかない人生なのに、楽しむこともしないで、次代に託す。次代はもっと悲惨なのに。増えた給料はせっせと貯蓄に回す。一度経験した時代の災難で身につまされて、しっかりと染みついている。だから、無茶はしない。確実にレイアップする。パーが取れなくてもボギーでいいや。ダボで上がっても仕方ないよ、このホール(人生のひと時)はツイてないんだから。

子供たちは待機児童、両親は待機高齢者。そんな家庭もあるだろう。私の同僚が言った。「子供たちが就職をして、金が掛からなくなったと思ったら、今度は両親に金が掛かるようになってしまった。楽しいことなんか何もないじゃないか」

この国の政策って、そう30年の計って、本当にこれで良いのか? マイクを向けられたときに私は答えられるだろうかと考えていた。だから、普段から考えていよう。これまたちょっと憂鬱な考え方だな。

夢も現も徒然に

日本酒、ゴルフ、競馬を中心的な話題に あれこれ話を書いていこうと考えており 時には雲のはなしだったり、ニャンズの 話だったりしてもいいじゃないか。形が あるようでないような、まさに雲を掴む というような話ができればと思います。 そう、人生は夢現(ゆめうつつ)。 束の間の人生なのだからいいじゃない?。

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