武勇・神への冒涜
ソドムとゴモラ。アダムとイブ。天照大御神と須佐之男命。大物主大神(おおものぬしのおおかみ)と少彦名神(すくなひこなのかみ)。今年は皇紀2678と一面子、単騎待ち。神への冒涜とは斯くありき。罰当たりである。
何の話だと思われる吾人も多いだろう。
実は蔵元にある意味、大変申し訳ないことをした。しかも、確信犯である。これ以上の冒涜はあるまい。
茨城県結城市で古くから造り酒屋を営む武勇。その[しぼりたて]である。右は2016年もの。左は2017年もの。要は同じ名前の、質の酒なのだが、右は敢えて一年寝かせていただいたものだ。
なぜそんなことをしたのか。
おいしいマグロが買えなかったのである(嘘)。安直に開けたくなかったのだ。なぜか。料理との組み合わせに迷い続けてしまった(嘘)。ただ、希少酒なのである。貧乏性なのだろう。開けるのがもったいなかった。
この正月に開けようと思って、2017年版も蔵元から取り寄せた。私にうまい酒とは何かと、その考え方を気付かせてくれた一本だ。
明日から仕事が始まる。その景気づけに開けることにする。あれこれ開けた酒がHOSHIZAKIの中に入っているのだが、敢えてまた抜栓する。んむ。酒は十人十色、好みもまた十色。
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